トルタフリッタとは?
中部イタリア・エミリア=ロマーニャ州の郷土料理。
この料理は街によって呼び方が変わるのも特徴的です。
生ハムで有名なパルマではトルタフリッタ。
パルマから電車で20分しか離れていないモデナではニョッコフリット。
ボローニャではクレッシェンタなどと呼ばれます。
生ハムやサラミ、チーズと合わせて食べる揚げパンのようなもので、小麦粉に水や牛乳などの水分とイースト、又はベーキングパウダーを加えて油で揚げ、中が空洞になるように作ります。
ラードを混ぜ込んで作るのが伝統的なレシピ。
生ハムの塩気をトルタフリッタがいい感じに受け止めてくれ、中が空洞なのでサクッと軽い。
それをこの州の名産である発泡性の赤ワイン”ランブルスコ”で流し込むのがイタリアの王道の楽しみ方。
自身がパルマで働いていたこともあり、愛着がある料理なのですが、お世辞抜きに生ハムとトルタフリッタ。そしてランブルスコの組み合わせは忘れられないぐらいの美味しさ。
是非試してみて頂きたいです。
生イーストで作るレシピ
・薄力粉 250g
・生イースト 5g
・ラード 22g
・牛乳 75g
・水 55g
・塩 6g
・グラニュー糖 3g
作り方
1.牛乳、水を合わせてぬるいぐらいの温度に温めます。
温まったら、塩、グラニュー糖、ラード、生イーストを溶かし込みます。
2.薄力粉に1を合わせてゴムべらである程度まとめます。
3.滑らかになるまで捏ねたらラップをして冷蔵庫で一晩寝かせます。
寝かせた後はひとまわり大きくなった状態になり、ここから伸ばす作業に入ります。
4.麺棒で厚さ1〜2mmぐらいに伸ばし正方形だと5×5cm。長方形だと8×4cmぐらいの大きさでカットします。
厚み、大きさは大体で大丈夫です。
5.180°の油で両面揚げていきます。
油に投入してすぐに膨らみ、色づきも早いので揚げすぎに注意して下さい。
中が空洞になっていればOKです。
6.生ハムやラルド(背脂の生ハム)を乗せたり、サラミなんかと合わせるのが定番の食べ方です。
ベーキングパウダーで作るレシピ
・薄力粉 300g ・ベーキングパウダー 1g ・ラード 30g ・塩 5g ・牛乳 80g ・水 80g
作り方
・上記のイーストで作るレシピと作り方の流れは同じです。
最初の準備はぬるいぐらいに温めた水と牛乳に塩とラードを溶かし、薄力粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせたところに合わせて捏ねて作ります。
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